【転職を成功させる!】転職理由が「上司と合わない」がダメな理由

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今回は、「良い転職」と「悪い転職」がテーマです。

 

「人間関係だけ」が理由の転職は、失敗するケースが多い

 

 

転職理由はざっくり分けて、

●仕事にやりがいを感じない

●給与が安い(評価が納得いかない)

●職場の人間関係

の3点に集約されるんじゃないでしょうか。

 

私もいろいろと相談を受けることがあるのですが、経験上、「イヤな上司や同僚がいるから」という、「人間関係だけ」が理由になった転職の場合、うまくいかないケースが多いのです。

 

それはなぜだと思いますか?

 

その理由は、どこの職場に行っても「イヤな上司、イヤな同僚」はいるものだから

 

もちろん、パワハラとかセクハラを受けている、とか、会社がそういった事態を放置している、といった職場は一刻も早く移るべきです。

 

ポイントは、「イヤだと思う理由」「合わない理由」がハッキリ言語化できているか

「なんとなく合わない」ままだと、次の職場でもまた同じことが起こる可能性が高いわけです。

 

もっと言えば、「イヤだ、合わない」という感じる理由が相手だけの問題なのか、自分との考え方や価値観の違いなのか、じっくり考えて、言語化することが必要です。

 

あなたが苦手な相手とだって、うまくやっている人もいるのです。

 

イヤな理由を理解して、言語化できているか

 

自分がその上司を「イヤだ」と思う理由を、がんばって言語化してみましょう。

 

すると、「あれ、相手だけじゃなくて、もしかしたら自分にも問題があるのかも」と気づくかもしれません。

 

そうしたら、辞める前に少しだけ相手に合わせてみるとか、自分の主張を和らげてみるとかして、試してみるといいですね。

 

「どうせ辞めるんだし、次の職場の練習だ」と思えば気が楽ですよね。

次の職場に行ってから試してみるより、リカバーも効きます。

 

一番よくないのは、「悪いのは相手で、自分じゃない」と思い込んでしまうこと。

 

相手にも主張があって、相手なりの価値観があるんだということを、「理解」はできないまでも「認識」することが大切だと思います。

 

そうすれば、周りでうまく付き合っている人を参考にしてみようかな、という気にもなれるのではないでしょうか。

 

うまくいく転職のポイント

 

逆に、うまくいく転職理由とは。

 

それは、「ほかにやりたい仕事がある」とか「もっと極めたいことがある」とか、そういう前向きな動機の転職です。

 

新しい環境に移るのは、肉体的だけではなく精神的にも想像以上にパワーが必要です。そんな時、前向きな転職理由じゃないと頑張れません。

 

私自身も振り返ってみるとそうでした。

 

30代前半で新卒から約10年勤めた会社から今のマーケティングの世界に自分から飛び込んで、あまりのレベルの高さと仕事量の多さ、スピードの速さに死にそうになりました。いまだったらブラックを通り越してマットブラック、というくらいのハードワークでした(笑)。

 

でも、自分が極めたい仕事だったから頑張れた。そうじゃなかったら、絶対モチベーションがもたなかったと思います。

 

肉体的にも精神的にもキツかったですけど、いま振り返ると大変だった時のことばかり覚えていて、平穏な仕事の時期のことはほぼ、忘れてしまってます。そして不思議なもので、充実していて楽しかった感覚があるんですよね。若かったなぁ、元気だったなぁ、死ぬほど怒られたなぁ、みたいに(笑)

 

そして実際、その時の貯金でその後、仕事でどんなに大変でも「あんときに比べりゃ」という強さを手に入れました。

 

それもこれも、自分がほんとにやりたくて、極めたいと思ったから乗り越えられたんだろうな、と思うワケです

 

「ライフ」を充実させるための「ワーク」

 

「ライフワークバランス」という言葉が、とてもポピュラーになりました。

 

これってもともとは、モーレツ(死後)なサラリーマンたちに対して「ワークばかり重視しないで、ライフも充実させなさい」という意味だったハズです。

 

それがいつの間にか、「ライフこそが重要、ワークはほどほどでいい」みたいな意味合いに変わっていった気がします。

 

そのため、「ライフの時間にワークするのは損だ、おかしい」「ライフを充実したいから、ワークはそこそこでいい」と考える人が増えた気がします。

 

 

もちろんワークのためにライフを犠牲にする「会社至上主義」の時代は、いま考えたらずいぶんおかしな時代だったな、と私も思います。昔は「24時間戦えますか」なんてCMが流れてましたからね。

 

 

でも、ライフとワークを分けすぎて、「ワークはライフのために、就業時間中だけひたすら我慢してやる罰ゲーム」みたいな考え方は、不幸過ぎるとも思うのです。こういう考え方が「社畜」とかのワードにつながるのではないでしょうか。

 

 

私の周りで、人よりも多く稼いで、しかも活き活きと楽しそうに仕事している人は、例外なく「ワーク」と「ライフ」を分けていません。

 

 

「それって個人事業主とか社長とか、特別な人だけでしょ?」と思うかもしれませんが、そうではないのです。会社勤めのサラリーマンでも、プライベートタイムにも仕事するし、逆に勤務時間中に一見「遊んでる」人がたくさんいます。

 

 

その人たちの理屈は

「ワークの時間だけ仕事してたら終わらない(成果が出せない)から、勝手にライフの時間で補う」

そして

「ライフの時間に仕事して成果を残してるんだから、ワークの時間にライフを楽しんでもいいじゃないか」

という感じなのですよ。

 

 

私はこのシームレスなライフとワークのバランスの方が、幸せに感じるんですよね。

 

だって、ライフを充実させるには、一日の多くの時間を費やすワークが充実したものでないと、辛いじゃないですか。

 

そして、ワークを充実させるために一番シンプルな方法は、楽しむことです。あたかもライフのようにワークして、会社にやらされるのではなく時間の配分を自分でコントロールすることです。

 

 

ですから、転職する際は人間関係だけを重視するのではなく、「その仕事自体が好き、本気でやりたい」と思うことが、もっとも大切だと思います。

 

 

ぜひそのポイントを重視して、転職されることをオススメします。

 

<まとめ>

  • 転職の理由が「イヤな上司や同僚がいるから」だと、次の職場でもまた同じことが起きる可能性があり危険。客観的に合わない理由を言語化してみよう。
  • やりたい仕事がある、身につけたいスキルがあるなど、仕事について前向きな転職なら、多少たいへんでも頑張れる。
  • よいライフは、楽しいワークから。

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